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2009年5月17日 (日)

モロッコ二日目は、ガイドさんと共にメディナ内を散策。観光名所をまわるより、そこに住む人たちから生活のことや文化、イスラムのことなどいろいろ聞いてみたかったので、ガイドというより、通訳をお願いする感じ。
さて、ガイドを頼む際、旅行会社からは、日本語か英語のどちらか、ということで、当日までわからなかったのだけれど(公認の日本語ガイドの数は少ないので、ツアーや撮影のコーディネートの仕事が入った場合、日数を拘束されるため、予め確保できるかどうかは保証できない、というわけ)、リアドまで迎えに来てくれたのは、日本語担当のモロッコ人ガイドだった。よかった〜!これで、細かいこともあれこれ聞けるっ。出発前に、大まかに興味のあることないことを伝えて、さぁさメディナへ。
それにしても、昨日着いた時のあの物騒なイメージとは違って、実際メディナで住んでいる人と一緒にいると、全く違う顔を見ることができておもしろい。
付き合いを大切にするところ(そのため、旅行者にとっては、多少不便なこともあるのだけれど)、どの街(村)にも、必ず、モスク、ハマム(公衆浴場)、パン焼き屋(各家庭で生地を作って、パン焼き屋へ持っていく。家庭用の小さなものだと200個くらい一度に焼ける釜があり、その職人は、パンの大きさで、どのパンがどの家のものかわかるんだそう。なので、ここでは、パンを売る、いわゆるパン屋さんはほとんど存在しない)、噴水(飲み水として、また身を清めるため)があること、意外に日本人には馴染みやすいイスラム教の側面や(でも、イスラム信者以外はモスクに入れない)、フランスの統治が終わった今でも、フランス語が公用語として残っていることへの複雑な心境、モロッコ人やイスラム教への誤解に対する反発(たぶん外からこーゆー風に思われているんだろうな、っていうのが心の隅にあって、それを前提に話をしているのを会話の端々に感じた。旅行関連で言えば、悪徳ガイドやぼったく
り土産屋、宗教なら、一連のテロ行為に対して、非常に迷惑している人が大半。どこでも、いい人もいれば、悪い人もいますね)などなど。簡単なアラビア語やフランス語を教えてもらって、使うのも楽しい。
最終日にひどい下痢に襲われたバリ旅行を思い出しながら、おやじがたむろする小さな食堂でご飯を食べたり、地元の人たちの普段の写真を撮ろうと、市場での撮影の可否を聞くと、チップ(モロッコで人の写真を撮ろうとすると、チップを求められることが多い)云々以上に面倒なことになるのでやめた方がいいとアドバイスを受けたり。
そうそう、このガイドさん、途中からいやにやる気がなさそうになったので、もしかして、と思い、旅行会社から、何時までアテンドするように言われたのかと聞いてみると、半日での契約だそう。ひゃー、じゃあ、もう軽く2時間は過ぎてるよ。そう言えば、最初、半日でお願いしていたのだけれど、半日も一日も料金は同じだったので、途中変更したんだっけ。ガイドさんは、半日だと聞いていたのに、一向に終了を切り出さない私に、イライラしていたに違いない。むむむ。一応、ことの経緯を説明して、またガイドとしてのやる気を起こしてもらおー。この後、定価のないモロッコで物の価格を知るのにいい、実演販売の伝統工芸館に行ったり、メディナで迷子になったときの解決法をレクチャーしてもらったりして、結局、終日大変お世話になりましたっ。
最後に、これもフランス統治時代の名残チップを支払うとき、ガイドさんから言われた一言。
「確かにチップの習慣はあるけれど、もともとモロッコには、客人をもてなすホスピタリティがあるんだよ」
そう言って、チップを受け取ることはなかった。

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